こんにちは。
管理栄養士のゆうみと申します。
家族の食事準備は、献立を考えてから買い物、調理など、一日に埋める時間の割合は大きいのではないでしょうか。
家事は食事準備だけではありません。育児や、掃除、洗濯など、山ほどあるのです。
そんな多忙な日々だからこそ、少しでも時間を有効に使いたいと思う人は多いのでは。
そこで、栄養と安全を考慮しながら食費節約と時間が短縮できる食材のまとめ買いのポイントをお伝えします。
食材をまとめ買いするメリット
時短で余暇ができる
買い物回数を減らすと時短によって余暇ができます。
買い物する場面を想像してみてください。
買い物をするため、スーパに寄り、
購入する食品を求めて店内を歩く。
立ち止まって食品を選ぶ。
レジに並ぶ。
会計をする。
購入した食品を袋に入れる。
スーパを出る。
このような一連の流れからも食材の買い物には多少時間を費やすでしょう。
総務省統計局の平成28年社会生活基本調査の結果でも、女性の家事における一日の買い物時間の平均は30分を超えています。
買い物回数が多ければ多いほど、時間が浪費されるのです。
食材はまとめ買いをしてぜひ余暇を有効に使いたいですね。
食費が節約できる
買い物回数が減れば食費も節約できる二つの理由があります。
理由1
買い物をしない日は、衝動買いをしなくて済みます。
特売品だったり、誘惑に負けたりして、買う予定がなくてもついつい買ってしまいがちだからです。
理由2
まとめて献立を考えておくと、食材を使い回すことが出来て、食材が無駄になりません。
食材が余ったとしても、別の日に計画的に使用できるからです。
買い物の頻度はどのくらいが良い?
では、買い物はどのくらいの頻度が良いのでしょうか?
週に1回ですと、食材を腐らせてしまったり、1週間分の献立を一度に考えるのは難しかったりする場合があります。
その場合は3〜4日に1回がおすすめです。
そのくらいでしたら、食材を腐らせる心配も少なく、献立も考えやすいでしょう。
食材のまとめ買いのポイント
おおまかな献立を決める
買い物をする前に、必要な日数分の献立を考えます。
おおまかな献立を考えておくと必要な材料がわかりますので、まとめ買いがしやしくなります。
献立作成のポイント
ポイント1 主菜と副菜を組み合わせる
主に肉や魚、卵、豆腐などの主菜と野菜やきのこなどの副菜を組み合わせると、栄養バランスが良くなります。
主菜・・・肉料理 魚料理 卵料理 豆腐料理など
プラス
副菜・・・サラダ 和え物 煮物 汁物 ソテーなど
ポイント2 手間のかかる料理とかからない料理を組み合わせる
材料をたくさんカットしなければならなかったり、加熱時間がながかったりする調理が重なるとどうしても調理時間が長くなってしまう場合があります。
例えば、副菜が煮物の場合、材料を切ったり、煮込むのに時間がかかったりしますので、主菜は簡単な焼き魚や冷凍の揚げ物などを組み合わせると良いでしょう。
調理時間を短くして、時間を有効に使いましょう。
ポイント3 朝食は日替わりで
忙しい朝は、シンプルでかつ栄養バランスの良いものを。
主菜と副菜の組み合わせを基本とし、定番献立を日替わりにするとよいでしょう。
日持ちのするものはストックしておくと便利です。
月曜日 | 目玉焼き | 味噌汁漬物お浸し果物などを組み合わせる |
火曜日 | 納豆 | ・ |
水曜日 | 鮭塩焼き | ・ |
・ ・ | ・ ・ | ・ |
余った野菜や在庫食材はみそ汁やお浸しに活用すると食材が無駄になりませんね。
献立作成のポイントをおさえて、食材費を節約しましょう!
刺し身や生魚、精肉などの生鮮食品はたくさん買いすぎない
生鮮食品は消費期限が短いものが多いため、買いすぎてしまうと、使用する前に劣化して食材が無駄になってしまいます。特にドリップが出ているものは要注意です。ドリップとは食品中からでてくる赤い液体で主に水分や旨味成分などを含みます。
ドリップがでてくると、質が悪くなるばかりか細菌が繁殖しやすくなります。
すぐに使用しない場合は冷凍にするか、すぐ消費しましょう。
使い回せる食材は多めに買っておく
ジャガイモや人参、玉ねぎなど、日持ちする野菜やツナ缶はさまざまな料理に使い回せるので、ストックしておいても良いです。
まとめ買い食材リスト&メニュー(4日間)
ある4日間の夕食
主菜 | 副菜 | |
1日目 | アジフライ(付け合せキャベツ) | 中華サラダ |
2日目 | たらことイカのパスタ | 南瓜のゴマ味噌和え |
3日目 | エビマヨ | 生野菜サラダ |
4日目 | チキン杏ソース | キャベツとツナの炒め煮 |
ある4日間の買い物リスト(夕食)
主菜 | 副菜 | |||
1日目 | アジ | キャベツ | 鶏ささみ | キュウリ |
クラゲ | ||||
2日目 | タラコ | イカ | カボチャ | |
スパゲティ | ||||
3日目 | ムキエビ | ブロッコリー | キュウリ | レタス |
タマネギ | 生ハム | トマト | ||
4日目 | チキン | レタス | キャベツ | ツナ缶 |
トマト | ニンジン |
使いまわし食材 在庫食材
ワンポイントアドバイス
- 調味量や常備品(乾物や缶詰)はいざというときに慌てないよう、買い物前にチェックしておくと買い忘れが防げます。
- 昼食がお弁当の場合は、冷凍食品のストックがおすすめです。近所のスーパー以外に、生協やネットスーパーを活用すると、バラエティーに選べます。
まとめ
食事は毎日欠かせないものです。栄養バランスが良く、おいしく、安全であることも大切。
食材のまとめ買いのポイントをおさえて大切な時間とお金を有効に使ってすてきなライフを送りたいですね。
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